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潮田健次郎さん

7月1日付け日経新聞夕刊の追想録で4月13日に84歳で亡くなった住生活グループ元会長・潮田健次郎さんを取り上げていました。  前文で『最終学歴は小学校、建具販売から身を起こし、売上高1兆円超の住生活グループを誕生させた苦労人だ。』と紹介しています。  本文から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①「経営手法の根幹に恐怖心があった」。  会社を引き継いだ長男の潮田洋一郎会長は振り返る。

②かねて「オーナー社長は成功も失敗も自分の責任」と話し、晩年も家族に「人生は怖いことばかりだった」と明かした。

③景気が上向くたびに攻めの設備投資を繰り返したのも「このままでは中小企業として埋没する」という恐れの裏返しだったようだ。

④12歳で結核にかかり、20歳近くまでサナトリウム(慢性病、特に結核患者の療養を目的とする施設)で過ごす。

⑤病気が癒えた後に建具の卸から始めて製造業にも進出したがしばらくは赤字続き。  転機は普及し始めていたアルミサッシへの参入だった。

⑥「ここで動かないと機会損失になる」とシャッターなど新分野へ進出を続けた。  買収も繰り返し企業規模を拡大。  2001年には衛生陶器の名門、INAXと経営統合した。

⑦ユニチャーム創業者の高原慶一朗氏は「手堅すぎるくらい堅実な経営は尊敬する」としのぶ。』

空手修行の目的の一つに「恐怖心の克服」があります。  一方、恐怖心があるから練習・工夫するわけで、恐怖心を持っていることは強くなるための必要条件でもあります。

毎週欠かさず観ているテレビ番組に『ダーウィンがきた!』があります。  その中で取り上げられている動物でも、「恐怖心が薄い」(よく言えば「度胸がよい」)ものは、天敵などに捕えられる確率が高いようです。

今年の2月4日、高校時代の友人である一橋大学・米倉誠一郎教授と食事をしました。  その席で潮田洋一郎会長を紹介されました。  

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