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無駄の効用

無駄の効用(こうよう・・・ききめ。 効能)に関する最近の新聞記事から抜粋し、番号を付けて紹介します。

1.『ムリ・ムダ・ムラ』(8月11日付け日経新聞 五輪マラソン銀メダリスト・君原健二さんの「私の履歴書」)

『①どこの職場でもそうだと思うが、八幡製鉄では「三ムをなくせ」とよく言われた。  ムリ、ムダ、ムラをなくして、合理的に仕事をしましょうということだった。  

②(ムリについて・・・)マラソンもなるべくムダを省いて、ムリをせず、ムラのないイーブンペースで走ったほうがいい。  しかし、それはレース本番についてであって、練習では逆にムリをしておかないと強くならない。

③そもそも、練習で無理をしてみないと、自分にとって、どこから先が無理なのかがわからない。  どこまで走るとオーバーワークであり、どこまで加速したら、オーバーペースなのかがつかめない。

④(ムダについて・・・)本番では42.195キロを走ればいいのであって、それ以上は求められない。  しかし、練習では、ときにそれ以上の距離を走っておいたほうがいい。  そうすることによって、本番で余裕が生まれるからだ。  無駄に思えるかもしれないが、より長い距離を走っておいたほうがいい。

⑤当然のことだが、練習メニューによっては、レースより速いペースで走る。  そうすることで心肺機能に余裕ができるからだ。

⑥(ムラについて・・・)また、ムラのある練習、つまりスピードに変化をつけた練習も必要になってくる。

⑦練習においては、三ムをなくさないほうがいいということになる。』


2.『無駄なことをしてみよう』(8月13日付け朝日新聞 東大大学院教授・姜尚中(カン・サンジュン)さんの講演録)

『①大学の恩師で、経済史が専門の大塚久雄さんからも、私は貴重な教えをいただきました。  それは「無駄なことを学ばなければ、何が大切かは分からない」ということです。

②残念なことに今の学校での学びは、役に立つことと立たないことの間に線を引き「役に立つことに時間を費やしなさい」と、勧めています。

③成績優秀な子どもほど、小さい頃から親にもそう言われます。  無駄に手を出さない。  無駄な人と付き合わない。  無駄な本を読まない・・・。  そうやって、小さい頃からトレーニングされているのです。

④しかし、そんな学び方は、そろそろ限界にきていると考えます。』

私も大学時代に父親から「空手なんかやっていて何になるんだ。 早く(国家試験の)勉強しろ。」と言われました。  父親には、勉強せずに空手漬けの私の毎日がムダなものに見えたのだと思います。

あの時、空手をやめなくて良かったな~(笑)。

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