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(79)第44回全日本大会

1.11月3・4日は第44回全日本大会でした。  東京都体育館が改装中のため、両国国技館で行われました。  東京都体育館が建て替え中の1988年・1989年に両国国技館で全日本大会が行われたことがあります。  1989年の第20回大会は田村悦宏が準優勝しましたが、それ以来23年ぶりです。


2.今回は昨年の第10回世界大会第3位のゴデルジ・カパナーゼ選手(ロシア)や第41回全日本大会準優勝のアレハンドロ・ナヴァロ選手(スペイン)をはじめとする27名の外国人選手が参加しました。


3.城西支部からは4名の選手が出場しました。  結果と感想を書いてみます。

①鈴木潤(Aブロック・ゼッケン7番)・・・今年6月のウェイト制大会1回戦で当たったイヴァン・メゼンチェフ選手(ロシア)とまた1回戦で対戦しました。  余談ですが、大会の組み合わせで同じ選手同士が戦うことがよくあります。  くじ引きで行っているのに不思議ですね。

ウェイト制のときほどの差はありませんでしたが、判定負けです。  体力(スタミナ・筋力)、技術(攻撃・防御)、戦術(戦い方)の三面でもっと工夫して稽古する必要があります。  一度対戦したメゼンチェフ選手を研究し尽くしたようには見えませんでした。  

早大同好会の主将だった鈴木も今は会社員として仕事を持っています。  空手だけに専念できる指導員に比べると稽古に使える時間は限られています。  だとしたら、もっと頭を使って工夫し、その量(稽古時間)の差を質(稽古内容・考え方)の差で補うしかないと思います。  空手の稽古というのは道場の中だけで行うものではありません。  通勤途中の電車の中でも考え・工夫することはできるわけですから。

②鎌田翔平(Bブロック・ゼッケン64番)・・・準々決勝でカパナーゼ選手を顔面殴打、減点1で判定負けし、7位入賞です。  

今年のウェイト制の決勝戦でも同様な減点で小林大起に負けています。  顔面を叩く直前に両者押しによる注意を取られているため、その後の反則は即減点となるわけで、十分に注意する必要があります。

ただ、ウェイト制・全日本と確実に強くなっているように見えました。  特に4回戦でイゴール・ティトゥコフ選手(ロシア)に再延長・判定勝ちしたことは大きな自信につながったと思います。  ここ数年は、強豪選手を再延長まで追い詰めながらの判定負けが多かったので。

③小林大起(Cブロック・ゼッケン65番)・・・4回戦で安島恭平選手と当たり、押しの減点1で判定負けです。

戦術(戦い方)を見直す必要があります。  今回のように押しの減点を取られる可能性があるからです。

小林は他人から教えてもらうというより、自分で工夫しながら稽古するタイプです。  このタイプが大成するためには、選手としての自分自身の中に優秀な指導者としての観察眼がなければいけません。  そうでないと「独りよがり」になる恐れがあるからです。

選手時代の松井館長もどちらかというと自分で工夫して稽古されていましたが、自分自身を俯瞰(ふかん・・・高い所から見下ろすこと)して観ることができる、極めて優秀で冷静な観察眼を備えているように見受けられました。

④森善十朗(Dブロック・ゼッケン128番)・・・準々決勝でダルメン・サドヴォカソフ選手と当たり、試割り判定負けで、8位入賞です。

全日本チャンピオンを取れる可能性が見えてきました。  あと薄皮一枚の差、といったところまできました。  ところが、この薄皮一枚をむくのはそう簡単ではありません。

今回の大会に向けての選手稽古のテーマは『限界への挑戦』でしたが、それを飽きずに続けることしかないと思います。


4.次は来年4月の第5回世界ウェイト制大会です。  

今回の大会の模様は11月11日(日曜日)深夜25時~26時55分、BSフジでテレビ放映されます。

私は昨日早々に録画予約を済ませました(笑)。

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