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信玄の勝負哲学

6月8日のブログで『徳川家康の勝率』を取り上げましたが、今回は『武田信玄の勝負哲学』です。  

日経新聞夕刊に火坂雅志さんの『天下 家康伝』が連載されています。  6月17日連載分から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①信玄にはひとつの哲学がある。・・・勝負の事、十分(じゅうぶ)を六分七分の勝ちは十分(じゅうぶん)の勝ちなり。  子細(しさい)は八分の勝ちはあやうし。  九分十分の勝ちは、味方大負けの下地なり。・・・「甲陽軍鑑(こうようぐんかん)」にある信玄の言葉である。

②勝負というものは、六、七割程度の勝ちで十分である。  それが八割の勝利となると危険であり、九割、あるいは十割の大勝利を挙げてしまうと、味方の大敗の下作りにしかならないという意味である。

③大勝利が大敗の下地になるというのは、一見、奇妙な話しのように思われる。  完膚なきまでに敵を叩き潰しておくのはけっして悪いことではあるまい。

④しかし、人は勝利に溺れやすいものである。  大勝して敵をさんざんに蹴散らせば、その者の心には驕(おご)りが生じる。  

⑤勝利の美酒に酔い、緊張感を失って、研鑽(けんさん・・・学問などを深く研究すること)を積んでより上をめざそうという意欲が削(そ)がれる。  過去の成功にとらわれるあまり、刻々と移り変わる現実に対する分析がおろそかになり、思考の硬直化がはじまるのだ。

⑥信玄は、驕りが招く過信の恐ろしさを誰よりもよく知る武将であった。』

東京は久しぶりの青空で、今夜は国際親善大会・世界ウェイト制大会・全日本ウェイト制大会の祝勝会です。

明日から中国・山東省の煙台に行きます。  山東省の「カンぺイ(乾杯)! カンペイ(乾杯)!」はハードなので、今回も覚悟して行かないと(笑)

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