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負け方の極意

『負け方の極意』(野村克也著 講談社)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.「大切なのは結果よりもプロセス」

①「野村野球とはどういうものか?」  私のもとで選手やコーチを経験したものはよく訊(き)かれるらしいが、私ならば、こう答える。  「プロセス重視の野球」

②良い結果を出すためには、正しいプロセスを経ることが必要なのであり、正しいプロセスを経るからこそ、良い結果は生まれるのだ。

③逆にいえば、きちんとしたプロセスを経ないで生まれた結果は、それがどんなによいものであっても、私にいわせれば偶然の産物に過ぎない。  しょせんは偽物であり、次にまた同じようなよい結果が出るとはかぎらない。  というより、出ないと断言してもいい。  ほんとうの力が身についたわけではないからだ。


2.「議を言うな」

①昔、薩摩藩には「郷中(ごじゅう)制度」という、城下の子弟を教育するシステムがあったそうだ。  そこでは先輩に対する言い訳はいっさい許されなかった。  言い訳のことを鹿児島弁では「議(ぎ)」というそうだが、「議を言うな」といわれたら最後、たとえこちらに理があったとしても、反論はできなかったらしい。

②そして、勝利の女神なるものが存在するとすれば、どうやら彼女もことのほか、言い訳を嫌う傾向があるように私には思える。  その証拠に、言い訳をする選手は伸びたためしがないといっていい。

③「言い訳は進歩の最大の敵であり、責任を転嫁するのは二流。  一流は言い訳をしない」  そのように心得ておくべきなのだ。


3.「限界を知り、知恵を振り絞れ」

①繰り返すが、私は天才でない。  器用でもない。  プロ野球界のなかでは、むしろ鈍才の部類で、不器用だ。  しかし、結果として私は、半世紀以上ものあいだ、ユニフォームを着続けることができた。  私ほど長いあいだグラウンドに立っていた人間は、そうはいないのではないか。  それがなぜ可能だったかといえば、答えはひとつ。  「頭を使ったから」

②これは私の固定観念かもしれないが・・・まずは自分の限界、技術的限界を知らなければ、人は本当に頭を使おうとはしないのではないか。  何回チャレンジしても超えられない壁にぶつかったとき、負けを受け入れるしかなくなってはじめて、人間は「頭を使おう」と考えるのではないか。  というより、もはや頼るもの、使うべきものは頭しか残されていない。

③そして、プロの戦いとは、そこからはじまるものだと私は考えている。  プロと呼ばれる以上、その道の専門家であらねばならない。  そのためには、人との差を認め、それを克服すべく頭を振り絞ることが求められる。  そうしてはじめて、プロとして生き残っていくことができる・・・私はそう信じている。  だからこそ、私はたびたび口にする。  「技術力には限界がある。  しかし、頭脳には限界はない」』


東京は猛暑が続いています。  皆さん、熱中症にはくれぐれもご注意を!

明後日から中国・四川省の成都に行きます。  三国志で有名な劉備が西暦221年に蜀を建国したのが成都です。

成田空港8時50分発って何時に起きればいいんだろ~(笑)




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