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福分

『日本人が知らない本当の道教』(三多道長著 講談社インターナショナル)を読みました。  「福分」について書かれた部分から抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①道教には「福分(ふくぶん)」を大切にするという考え方があります。

②「福分」とは、現世で受ける吉祥(きっしょう・・・めでたい兆し)全般のことを指し、生まれたときに、一生で受けられる福分も一定量が決まっています。  いい家に生まれる、多くの人から助けを得ることができる、よき師に恵まれて学業が成就する、人からの引き上げが得られて地位が向上するといった吉祥は、必ず以前に種が蒔(ま)かれ、それが実った結果であるとされています。

③また「福分」は、種蒔きをすれば、その分増えていくものでもあります。  持って生まれた福分は、今の自分として生まれてくる前の自分やご先祖様の蒔いてくれた種です。  それは定数として決まっているのですが、今の世で種を蒔けば後天的な福分として増やすこともできるのです。

④種を蒔くと、早ければ現世で福が実りますし、現世では実らなくても来世で、あるいは子孫に「福分」が回っていきます。

⑤持っている「福分」は使えば使うほど、その量も少なくなっていきます。  たとえば手元にお金があって、それを遊びやギャンブルで浪費したり、ご馳走ずくめの飽食生活を続けたり、福分を使うばかりでは、いつかは底をついてしまいます。

⑥ですから末永く福の恩恵を受けるには、福を浪費しないことや種蒔きをしておくことが大切なのです。  

⑦飽食ばかりしていたら病気になる可能性も高くなるでしょう。  お金があっても、あえて野菜や豆類のものを食べるなど粗食を心がけることで、病気になる可能性は少なくなり、福も浪費せずにすみます。

⑧使った福も、その分、人に施しをしたり、人助けを行ったりして種蒔きをしておきます。

⑨台湾の裕福な華僑や道教的生き方を実践して繁栄している大企業の経営者達は、必ず人や社員、顧客に対し感謝や心を込めた施しをして、新たな福の種を蒔いています。  人から感謝され、愛されることは、いいエネルギーを受けることにもなり、それがまた福につながっていくからです。』

明日は昇級審査会です。  よい週末を!

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