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軍師・参謀の作法

1.軍師・参謀の作法

作家の半藤一利さんと歴史家の磯田道史さんの対談集『勝ち上がりの条件』(ポプラ新書)を読みました。  副題は『軍師・参謀の作法』です。  抜粋して紹介します。

『磯田・・・軍師・参謀に備えたい智力のひとつは、願望と現実を見極められる能力なのです。  これは単なる願望か、現実化し得るものなのかを。

(中略)

磯田・・・「願望と現実を見極められる能力」といいましたが、そこには子どもが小川を跳び越えるときのような、ある種の本能的な「勘」というものの働きもあるように思う。  それが備わっていない参謀や指揮官を持った国や軍は、きっと酷い目に遭いますよ。  中国と長期的に対立を続けて、押さえ込めるなんていう考えも願望。

半藤・・・まったくそのとおりです。  持たざる国日本の国力と、海岸線が長く奥行きのない細長い島国という地政学的位置をしっかり考えなければならない。

磯田・・・願望か現実なのか。  そこを明確に分けられない人がしばしば過ちを犯す。  願望か現実かを冷静に考えて見極められる人は、こだわりがない人に多い。  地位や名誉やある種の思想にこだわりがありすぎる人に、願望を現実ととり違える人が多いような気がしますね。

磯田・・・かねてぼくは、外交官という職業は、いちばんこだわりを持ってはならない職業だと思っています。  ドイツ駐在武官から特命全権大使になった大島浩は、「ドイツは素晴らしい国だ」とこだわり続け、ついには日独伊三国同盟(1940)にもっていってしまいました。』


2.弱点

『 「涙と化粧は女の武器ってよく言うよね」

 「でもあれには、弱点があるのよ」

 「どんな?」
 
「一緒に使うと最悪なの」

 (『週刊新潮』より)』

※先週末に本郷孔洋先生から送っていただいたメルマガに載っていました(笑)

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