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トップに嫌われる言葉

5月29日に配信された宋文洲さんのメルマガのタイトルは『知らずにトップに嫌われる言葉』でした。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『出世したい管理職がトップに喜ばれるように話すのは当然です。  しかし、問題はその話が本当にトップに喜ばれるかどうかです。  良いつもりで発した言葉がトップの気分を害して密かに×印を付けられることも多いのです。

トップのタイプによって嫌われる話し方も異なるのですが、だいたいのトップが共通して嫌う言い方があります。  ご紹介しましょう。

1.私は良いが、部下が・・・

①トップは管理職に意見を求めているのに、その管理職が自分の意見を言わず、部下の意見を持ち出すのは大変失礼です。  そもそも管理職を与えたのはトップです。  言い換えれば部下を与えたのもトップです。  社員に話を聞きたいならばトップが管理職に聞く必要はありません。  直に聞くのが一番良いに決まっています。

②実際、「私は良いが、部下が・・・」で始まる話の殆どは部下の意見ではなく、管理職自身の話です。  リスクを感じるから勝手に部下の名義を借りるのです。  そのことをトップはよく知っているので「私は良いが、部下が・・・」と言った瞬間にもう不快に思い始めています。

③私がトップを務めていた時、自分が任命した管理職からそんな台詞を聞いてその場で叱りました。  「君の話を聞いているのだから、自分の話ができないならば帰ってくれ」と警告しました。

④トップを経験すれば分かりますが、このような言い方はまるで部下達を人質にして自分を正当化した上、トップにプレッシャーをかけているように感じるのでやめたほうがいいです。  言っている本人にそのつもりがなくても、誤解される危険性が高いのです。  誤解されなくても「この人は自分の言葉で語る勇気がない」と思われるのです。  勇気のない部下を好むトップは滅多に居ません。


2.世間では・・・

①私が経営改革を提案した時代には、保守的なお客様から必ず「日本では・・・」と言われました。  政治でもなく文化論でもなく、ただ具体的な経営改革の話ですから、自分の視点とロジックで賛成や反対をしてくれればいいのに、頭に「日本では・・・」を持ってくるのは最初から、国籍の壁を使って私の提案を拒否しようとする証拠です。

②私が外国人だからこのような言い方をするのでしょうが、相手が日本人ならこれが「世間では・・・」「世の中は・・・」と変わるのです。

③長くサラリーマンをやっていると、トップに対して媚を売りながらも、トップの気持ちが分からなくなります。  自分の意見を「私が」と主語を入れて伝えるとリスクを感じてしまうため、ついつい「世間では・・・」と一般論として間接的に伝えたかったのでしょうが、トップには「あなたは世間知らず」に聞こえているのです。

④トップは仮に少し現場離れしたとしても、もともと現場の重要性を誰よりも分かる人です。  痴呆症にでもかかっていない限り、トップは社員なんかよりずっと世間を知っているはずです。  言いたいことにリスクを感じるならば、「間違ったらお許しください」と前置きしてもいいですから、とにかく自分を主語にして語るのが一番感じがいいのです。』

そういえば昔、「みんなが納得しないだろう」と言う人がいたな~(笑)

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