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不安をなくす技術

『不安をなくす技術』(嶋津良智著 フォレスト出版)を読みました。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『①私たちは毎日さまざまな不安を抱えます。  お金の不安、将来の不安、などさまざまです。  不安は適切に対処することで解消します。

②私はそのことを、「不安を心配に変える」と呼んでいます。  不安は行動につながりませんが、心配は行動につながります。  そして行動することで不安は消えていきます。  (中略)

③「心配する」とは主体的な行動を表します。

④自分のことを「心配する」、子どものことを「心配する」、両親や恋人のことを「心配する」。  誰をどのように心配するかはいろいろですが、心配するかしないかは自分が決めます。  つまり、心配は「主体的な行動」なのです。

⑤一方で「不安する」とは言いません。  似た言葉に「不安になる」はあります。  つまり、不安は主体的な行動ではなく、いつのまにかなるものなのです。  ふと気がつくと不安になっているのです。

⑥不安とは行動をともなわない静的なものです。  そして何より重要なのは、心配は行動につながるということです。

⑦松下幸之助さんは、「社長の給料は心配料だ」と言いました。  実際にはこのように言っています。

「小さい心配は課長の人がやる。  それよりちょっと大きい心配は部長がする。  けれども『これは大変だ』というような大きな心配は社長である僕が心配しなくてはいかん。  そのために社長はいちばん高い給料をもらっているんだ。  まあいわば心配料みたいなもんだ」

⑧これは会社にお金がなくなったらどうしようかと心配して備える、製品が売れなかったらどうしようかと、心配事が起きないように先に心配して備えておくということです。  不透明な未来に対する心配り料こそが、社長の給料であるという意味です。

⑨心配は行動の結果、何かを生み出すことがあります。  不安は何も生み出しません。  非生産的です。  それどころか不安は思考と行動を停滞させます。  (中略)

⑩アメリカの神学者ラインホールド・ニーバー氏は次のような祈りの言葉を述べています。

「変えられないものを受け入れる心の静けさと、変えられるものを変える勇気と、その両者を見分ける英知を我に与えたまえ」

⑪この言葉の真意は置くとして、「変えられるもの」を増やし、勇気をもって変えていくという体験によって、自分の状態をよくすることができるのです。』

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