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世界一の馬をつくる

『世界一の馬をつくる』(前田幸治著 飛鳥新書)を読みました。  前田さんが代表を務めるノースヒルズは2013年のキズナ、2014年のワンアンドオンリーで日本ダービーを連覇しています。  抜粋し、番号を付けて紹介します。

『1.①私がよく言っているのは、「手づくりの高級腕時計をつくるように馬をつくる」ということだ。

②チームノースヒルズのスタッフはみな、単なるサラリーマンではない。  いつも真剣に馬に接し、どうすればいいか自分で考えて行動できるスペシャリストばかりだ。  そうして経験を積んできた熟練の職人たちが、丹精こめて馬を育てている。
 
③大量生産する必要はない。  丁寧に一頭一頭育てる。


2.①競馬で勝利を目指していくにあたり、所有馬を管理する調教師も、それに騎乗する騎手もまた重要な役割をになうスペシャリストである。  彼らはそれぞれ独自のポリシーと経験をもつプロフェッショナルだ。  

②だから私は、調教師に目指してほしいレースなどの希望を伝えることはあっても、調教方針などに口を出すことはない。 

③レース前、パドックで騎手と言葉を交わすときも、「グッドレースを」とだけ言うようにしている。  レース運びの指示などしない。

④これは馬主になったばかりの頃からのやり方だ。  プロに対し、あれこれ指図するのは失礼だし、それは私の領域ではない。  相手に任せるべきところだろう。


3.①特に、出産から離乳までを担当しているスタッフは、言ってみれば、競馬場から最も遠いところにいるわけだ。  しかし、目標はあくまでも「競馬で勝つこと」である。  (中略)

②そんな彼らの夢は・・・。  つくろうと思ってもできないからこそ、歴史的名馬をつくりたい、と口を揃える。  ディープインパクトのようにGⅠを何勝もして、海外のビッグレースを狙えるような馬を。


4.①(2013年日本ダービー直前)武豊騎手もまた、胸に大きな自信を秘め、「必ず勝つ」という闘志を、レースが近づくにつれ高めていたように思う。

②「一番人気で勝ちたい」と彼は話していた。  競馬の祭典で、誰もが勝つだろうと思っている本命馬の背に乗ることは、騎手として誇らしいことだからだ。

③そんな彼の希望を何とか後押ししようと、私もできるだけ応援するつもりで、キズナの単勝馬券を購入した』

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